99                                                                                        「あかしの石」

―最も重要な預言G~預言の成就a
「時は満ちた、神の国は近づいた。悔い改め
 て福音を信ぜよ」    マルコ
1-15

「エルサレムを建て直せという命令が出てから、
メシヤなるひとりの君が来るまで、
7週と62
ある」――すなわち、
69週、つまり483年ある。
アルタシャスタ王の勅令は、紀元前
457年の秋
に実施された。その時から
483年がたつと、紀
27年の秋になる(付録参照)。その時、この預
言は成就した。「メシヤ」とは、「油を注がれた
者」という意味である。キリストは、起源
27
の秋、ヨハネからバプテスマを受け、聖霊の油
を注がれた。使徒ペテロは、「神はナザレのイエ
スに聖霊と力とを注がれました」とあかししてい
(使徒行伝10-38)。そして、主ご自身も、「主
の御霊がわたしに宿っている。貧しい人々に福
音を
(の)べ伝えさせるために、わたしを聖別して
くださったからである」と宣言された
(ルカ4-18)
彼は、バプテスマの後、ガリラヤに行き、「神の福
音を宣べ伝えて言われた、『時は満ちた』」
(マルコ
14
15)

「彼は1週の間多くの者と、堅く契約を結ぶでし
ょう。」ここで言われている「
1週」は、70週の最
後の週のことである。それは、ユダヤ人のために
特に定められた期間の最後の
7年である。起源27
年から34年に及ぶこの期間内に、最初はキリス
トご自身によって、そしてその後は彼の弟子たち
によって、福音の招きが特にユダヤ人たちに与え
られたのである。
使徒たちが、天国のよろこばしい福音を宣
べ伝えるために出て行ったときに、救い主は「異邦人の道に行くな。
またサマリヤ人の町にはいるな。むしろ、イスラエルの家の失われ
た羊のところに行け」とお命じになった
(マタイ10-56)
               各時代の大争闘 p14~15