914                                                    「あかしの石」

―最も重要な預言I~伝道への召しb
「エリシャは牛を捨て、エリヤのあとに走っ
 てきて」      列王記上
19-20

エリシャが、畑で牛を前に行かせて耕してい
たときに、外套をかけられて、預言者の職に
召されたように、ウィリアム・ミラーは、鋤
を捨てて、神の国の奥義を人々に説き明かす
ように召された。彼は、震えおののきながら、
彼の働きを始め、聴衆に預言の期間を一歩一
歩説明し、キリストの再臨にまで及んだ。彼
は、自分の語った言葉が広く人々の興味をひ
き起したのを見て、努力するごとに、ちから
と勇気が与えられた。

 ミラーは、兄弟たちの勧誘を神の声と認め
て、ついに公衆の前で彼の見解を発表するこ
とに同意した。彼はそのとき五十才で、公衆
の前で話すことに慣れておらず、自分がそう
した働きに不適任であることを感じて悩んだ。
しかし、彼の働きは、最初から驚くべき祝福
を受けて、人々を救いに導いた。彼の最初の
講演の結果、信仰の覚醒が起こり、
2人を除い
て、
13家族の全員が悔い改めたのである。彼
はすぐに、他の場所でも話すように頼まれた。
そしてそのほとんどの所で、彼の働きの結果、
神のみわざが再びあらわれた。罪人は悔い改め、
キリスト者は献身を新たにし、理神論者や無神
論者は、聖書の真理とキリスト教の信仰を認め
るように導かれた。彼の働きに接した人々は、
次のように証言した。「彼は、他の人々では影
響をおよぼすことができないような人々の心を
も動かした。」彼の説教は、一般の人々の心を、
宗教の大いなる事柄に目ざめさせ、当時の俗化
と堕落を阻
止するものであった。
           
各時代の大争闘 p20