919                                                    「あかしの石」

―最も重要な預言M~一般教会の反対a
「あなたがたより前の預言者たちも、同じよ
 うに迫害されたのである」
マタイ5-12  

ウィリアム・ミラーは、思索と研究によって訓練され
た強固な精神力を持っていた。さらに彼は、知恵の源である神
と結合することによって、天の知恵をも兼ね備えていた。高潔
な品性、道徳的卓越などの評価においては、彼は、人々の尊敬
と敬意を集めずにはおかぬ立派な人物であった。
彼は、キ
リスト者の謙そんと自制力とともに、真に親
切な心の持ち主であって、だれに対しても思
いやりを持ち、優しくて、喜んで他の人々の
意見に耳を傾け、彼らの議論を十分に検討し
た。彼は感情に走ったり興奮したりせずに、
すべての説や教義を神のみ言葉によって試し
た。そして彼は、その健全な推理力と聖書の
深い知識とによって誤りに反論し、虚偽を摘
発することができた。

 それにもかかわらず、彼は彼の働きを、激
しい反対を受けずに遂行することはできなか
った。
初期の宗教改革者の場合のように、彼が伝えた真理は、
一般の宗教家たちに歓迎されなかった。彼らは、聖書によって
自分たちの立場を支持することができないので、人間の教義や
先祖たちの言い伝えに頼らなければならなかった。
しかし、
再臨の真理の説教者たちが受け入れた唯一のあ
かしは、神の言葉であった。彼らの標語は、「聖
書、そして、ただ聖書のみ」であった。反対者た
ちは、聖書の根拠がないので、嘲笑と軽蔑の態
度に出た。再臨を伝える人々を中傷するために、
時間と資力と才能が用いられた。しかし、彼ら
の唯一の違反行為というのは、彼らが、主の再
臨を喜びをもって待望し、清い生活を送り、主
の出現に対する準備をするよう人々に勧めてい
ると言う、そのことであったのである。          
                        各時代の大争闘 p24~25