920                                                       「あかしの石」

―最も重要な預言M~一般教会の反対b
「終わりの時に、あざける者たちがあらわ
 れて、自分の不信心な欲のままに生活す
 るであろう」        ユダ
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人々の心を再臨の問題から他にそらせよう
とする努力が熱心に行なわれた。キリスト
の再臨と世界の終末に関する預言を研究す
ることは罪で、何かはずかしいことでもあ
るかのように扱われた。こうして一般の牧
師は、神のみ言葉に対する信仰を掘り崩し
た。彼らの教えは、人々を無神論者にし、
多くの者は、彼ら自身の不信仰な欲情のま
まに、ほしいままな生活をした。そうして
おいて、悪の張本人たちは、それをみな再
臨信徒のせいにしたのである。

 知的で熱心な多数の聴衆を引きつけてい
たにもかかわらず、ミラーの名は、あざけ
りや非難の的になる以外には、宗教新聞で
触れられることはほとんどなかった。宗教
の教師たちのとった態度に勢いづいた、軽
薄で不信仰な人々は、無礼なあだ名や、下
品で不敬な悪口を言い、彼と彼の働きに侮
辱を加えようとした。安楽な家庭を離れて、
都市から都市、町から町へと自費で旅をし、
切迫する審判の厳粛な警告を世界に伝える
ために絶えず労している白髪のミラーは、狂
信者、うそつき、山師と言われて嘲笑された。

 彼に浴びせられた嘲笑、虚言、悪口には、
世俗の新聞すら憤慨して抗議するに至った。
「このように圧倒的な荘重さと恐るべき結果を伴う問題」を軽々
しくののしることは、「ただ単に、それを宣布し擁護する者の心
を愚弄するばかりでなくて、審判の日をあざ笑い、神ご自身を
嘲笑し、神の審判廷の恐るべきことを軽べつするのである」と世
の人々が言うほどであった。

         各時代の大争闘 p25~26