921                                                    「あかしの石」

―最も重要な預言N~ミラーの奮闘―

「ただ律法と証とを求むべし」イザヤ書8-20

あらゆる悪の煽動者サタンは、再臨使命の影響を無に帰そ

うとしたばかりでなくて、使命者自身の生命を取ろうとし

た。ミラーは、聖書の真理を彼の聴衆の心に実際にあては

めて訴え、彼らの罪を責め、彼らの自己満足を打ち破った。

そして、彼の明白で鋭い言葉は、人々の敵意をひき起こし

た。教会員が彼の使命に反対するのを見て、低俗な人々は、

より大胆な行動へと進んだ。そして、敵たちは、彼が集会

場を出ようとするときに彼を殺そうを謀った。しかし、天

使たちが群衆の中にいた。そして、人間の姿をしたひとり

の天使が、主のしもべの腕をとって、怒った群衆の中を安

全に連れ出した。彼の働きは、まだ終わっていなかった。

そしてサタンとサタンの使者たちは、その目的を達するこ

とができなかった。 あらゆる迫害にもかかわらず、再臨

運動に対する関心は高まっていった。最初は、数十、数百

であった会衆が、幾千にも増していった。種々の教会に多

くの信者が加えられたが、しばらくすると、こうした改心

者に対してさえ反対の精神があらわされ、教会は、ミラー

の見解を信じる者に対して、懲罰処置をとるようになった。

こうした事態が起こったために、ミラーは、あらゆる宗派の

キリスト者に対する訴えを書き、もし彼の教義が誤りである

ならば、その誤りを聖書によって示してもらいたいと言った。

 「我々の信仰と行為の規準、いや、唯一の規準であるとあな

たがたが認めている神の言葉が、信じよと命じていないどん

なものを、我々は信じたであろうか。我々〔アドベンチスト(

再臨信徒)〕は、説教壇からの、または印刷物によるこのよう

な悪意に満ちた非難を受け、また教会の交わりから除外されね

ばならぬような、どんなことをしたのであろうか。」「もし我々

がまちがっているならば、何がまちがいであるかを示していた

だきたい。我々の誤りを、神の言葉から示していただきたい。

我々はもう十分あざけりを受けた。あざけりは、我々がまちが

っていたことを納得させ得ない。我々の見解を変えるのは、神

の言葉だけである。我々の結論は、聖書の証拠に基づいて、慎

重な吟味と祈りによって達したものなのである。
              各時代の大争闘
p26~27