922                                                     「あかしの石」

―最も重要な預言O~使命宣布と嘲笑非難a
それゆえ、彼らに言え、主なる神はこう言われる、わた
 しの言葉はもはや延びない。わたしの語る言葉は成就する
 と、主なる神は言われる
」エゼキエル書12-28

どの時代にあっても、神がそのしもべによっ
て世界に伝えられた警告は、疑いと不信をも
って迎えられた。洪水前の人々の罪悪のゆえ
に、地が洪水で滅ぼされることになったとき、
神は、まず彼らに悪の道を離れる機会を与え
るために、ご自分の意図をお告げになった。
神の怒りによって彼らが滅ぼされないように、
120年の間、悔い改めの警告が彼らの耳に発せ
られた。しかし、彼らはその警告を、たわごと
と考えて信じなかった。彼らは、大胆に罪悪に
ふけり、神の使者を嘲笑し、その嘆願を軽んじ、
彼を
僭越(せんえつ)であるとさえ非難した。ただひ
とりの人間が、地のすべての偉大な人物たちに対抗
して立ちはだかるのか?もしノアの言うことが真実
であれば、なぜ全世界がそれを認めて信じないのか?
数千人の知恵に対抗する、ひとりの人間の主張!彼
らは、警告を信じようとせず、箱舟の中に非難しよ
うとしなかったのである。

 あざける者たちは、自然の事物―相も変わらぬ季節の推移、
雨を降らせたことのない青空、柔らかな夜の露に生気をとりもどした
緑の野―を指さして、「彼はたとえ話を語っているのではないか?」と
叫んだ。彼らは、義の宣伝者を軽べつして、無謀な熱狂家と呼んだ。
そして彼らは、これまで以上に快楽の追求に走り、悪の道に進んでい
った。しかし、彼らの不信は、予告されたできごとが起こるのを妨げ
はしなかった。
神は、彼らの悪を長く忍ばれ、彼らに悔
い改めの機会を十分にお与えになった。しかし、定
められた時が来たときに、神のあわれみを拒んだ者
に神の刑罰が下ったのである。

            各時代の大争闘 p 27~28