11月24日                           「あかしの石」
イエス様が教えてくださった医事伝道、福音伝道―
 
第4部 証のために宣べ伝える
                チェチャスン編著
 2章 キリストの説教とラビたちの説教

 
「律法学者たちと長老たちの教えは、つめたくて形
式的で、丸暗記した教えのようであった。彼らにとっ
て神のみことばは生命力がなかった。彼ら自身の考え
と言い伝えとが神のみことばの教えと入れ代っていた。
習慣的に繰り返される儀式を通して、彼らは律法を説
明すると公言したが、しかし彼ら自身の心も聴衆の心
も神からの霊感に動かされていなかった。
 イエスは、ユダヤ人の間でいろいろ意見の異なって
いる問題には関係されなかった。真理を示すことがイ
エスの働きであった。イエスのみことばは、父祖たち
と預言者たちの教えを豊かな光で照し、聖書は人々に
とって新しい啓示となった。聴衆は、これまでにかつ
てなかったほど神のみことばに深い意味を認めた。
 イエスは人々の困難をよく知っている者として、彼
ら自身の立場に立って人々に対応された。彼は真理を
最も率直で単純な方法で示すことによって、それを美
しいものとされた。イエスのことばは純潔で洗練され
ていて、流れる川のように澄んでいた。イエスのお声
はラビたちの単調な調子に聞きなれた人たちにとって
音楽のようだった。しかし、教えは単純であったが、
イエスは権威を持つ者として語られた。この特徴のた
めに、イエスの教えはほかのすべての人たちの教えと
対照的だった。ラビたちは、聖書のみことばをある意
味に、、あるいはそれと正反対の意味にも解釈できる
かのように、疑いとためらいとをもって語った。聞く
者たちは毎日ますますわからなくなった。しかしイエ
スは聖書を疑問の余地のない権威あるものとして教え
られた。
                   p269~270