4月14日                           「あかしの石」
初代文集―
 経験と幻
                 Ellen G. White
  困難に直面しての2通りの態度
 ホワイト夫人は、次に、1844年10月22日の大失望の
経験に対して、二つの再臨信徒の群れが、どのように
対処したかを書いている。
 「1844年の時が過ぎて、その次に、まだ再臨の信仰
を持っている人々には、大きな試練の時が来た。彼ら
の真の立場を確かめることについて唯一のたのみは、
天の聖所に彼の心を向けた光であった。預言の期間に
関するこれまでの計算に対しての信仰を放棄し、再臨
運動に伴った聖霊の強力な力を、人間やサタンの力に
よるものであるとした人びともあった。また、過去の
経験は主の導きによるものであると、堅く信じた人び
ともあった。そして、彼らが、神のみ心を知ろうとし
て、待ち、見守り、祈ったときに、彼らは、彼らの大
祭司が、奉仕のもう一つの業を始められたのを知った。
そして彼らは、信仰によって彼に従っていき、教会の
最後の働きを知るに至った。彼らは、第一と第二の天
使の使命をいっそう明瞭に理解した。そして、黙示録
14章の第三天使の厳粛な警告を受けて、それを世に伝
えるように準備させられた」(各時代の大争闘下巻149、
150ページ)。
 「開かれた門」と「閉ざされた門」については本書
の105~111ページにも言及されている。これは、初期
の信徒たちの歴史的背景を考慮して初めて、正しく理
解することができるものである。
 失望後間もなく、開拓者たちは、光をはっきりと拒
んだ人々はそれによって彼らの救いの門を閉ざしてし
まったけれども、まだメッセージを聞いたこともなく、
またそれを拒んだこともない人々がほかに多くあるこ
とを認めた。そして、このような人々は、人間のため
に備えられた救いの道の恩恵に浴することができると
考えた。1850年代の初期ごろまでに、このような点が
明らかになってきた。そして、第三天使の使命を宣布
する道が開かれ始めた。偏見がなくなってきた。エレ
ン・ホワイトは、失望後の彼らの経験を振りかえって
、次のように書いた。「その時、未信者に接近するこ
とは、ほとんど不可能なことであった。1844年の失望
は、多くの人々の心を混乱させた。そして、彼らはこ
の事についてのどんな説明にも耳をかそうとはしなかっ
た」(レビュー・アンド・ヘラルド1883年11月20日)。
 しかし、1851年に、ホワイト長老は、次のように報
告することができた。「今や、真理を宣布するために、
ほとんど至るところで門が開かれた。そして、以前に
は、研究しようとする興味が全くなかったような多く
の人々が、印刷物を読む心の備えができた」(レビュー
・アンド・ヘラルド1851年8月19日)。
                    p50~52