4月15日                           「あかしの石」
初代文集―
 経験と幻
                 Ellen G. White
  教会組織に対する呼びかけ
 しかし、このように新しい機会が与えられ、多くの
人々が真理を受けいれるにつれて、少しではあったが、
不調和な分子が、彼らの間に現れた。もし、こうした
ものが阻止されなかったならば、働きは、大いに損害
をこうむったでことであろう。しかし、われわれは、
ここにおいてもまた、神が摂理的に、神の民を導いて
おられたのを見るのである。エレン・ホワイトは、18
50年12月24日に幻を与えられて、次のように言ってい
る。
 「私は、神がいかに偉大で聖なる神であられるかを
見た。天使はわたしに、『神のみ前では注意深く歩き
なさい。神は高くあげられている。そして、その衣の
すそは神殿に満ちている』と言った。わたしは、天に
あるすべてのものが、完全な調和を保っているのを見
た。『ごらんなさい。キリストは頭であられる。秩序
正しく動きなさい。秩序正しく動きなさい。すべての
ものに意味を持たせなさい。ごらんなさい。天の秩序
がどんなに完全でまた、美しいものであるかを悟りな
4さい。それに従いなさい』と天使は言った」(エレ
ン・G・ホワイト原稿11、1850年)。
 福音の秩序の必要と価値を信徒一般に認めさせるの
には、時間がかかった。彼らが分離してきたプロテス
タント教会における過去の経験によって、彼らは用心
深くなっていた。信徒たちは、実際にその必要が明瞭
である場合を除いては、形式主義を招来することを恐
れて、教会を組織しなかった。1850年の幻から10年ほ
ど経過して初めて、一層充実した教会の組織がついに
実施されるに至った。「エレン・G・ホワイトのクリス
チャン経験と幻・補遺」の中に公にされた「福音の秩
序」という意味深い1章が、その実現に重大な役割を果
たしたことは疑う余地がない。これは本書の189~200ペ
ージに出ている。
 1860年に、出版事業の組織と共に、名称が選ばれた。
「神の教会」が適当だという人々もあったが、教会独
特の教えを反映した名称がよいという意見が圧倒的で
あった。彼らは、「セブンスデー・アドベンチスト」
という名称を採用した。その翌年に、いくつかの信徒
の団体が教会に組織されて、ミシガン州の諸教会が、
洲年会を組織した。間もなくいくつかの州年会ができ
た。そして、1863年5月に、セブンスデー・アドベンチ
スト世界総会が組織された。これは、『初代文集』の
時代からは5年後のことである。
                    p53~54