5月4日                            「あかしの石」
初代文集―
 経験と幻
                 Ellen G. White
 われわれは、一緒に雲の中に入り、七日間のぼって
いって、ガラスの海に着いた。そのとき、イエスは、
冠を持って来られて、ご自分の右の手で、それをわれ
われの頭にのせてくださった。彼は、われわれに黄金
の立琴と勝利のしゅろの枝をお与えになった。144000
の人々は、このガラスの海の上に、真四角に並んだ。
星が重そうについた冠もあればわずかしかついていな
いものもあった。すべての者は、自分たちの冠に心か
ら満足していた。そして、彼らはみな、肩から足まで
とどく輝く白い衣を着ていた。ガラスの海の上を都の
門に向かって進むわれわれを天使たちが、取り巻いて
いた。イエスは、力強い栄光のみ手をあげて、光り輝
くちょうつがいのついた真珠の門を押し開き、「あな
たがたは、わたしの血によって、あなたがたの衣を洗
い、わたしの真理のために堅くたった。中に入りなさ
い」とわれわれに言われた。我々はみな進み入り、都
に入る完全な権利が自分たちにあるのだと感じた。
 ここで、われわれは、命の木と神のみ座とを見た。
み座から清い水の川が流れ出ていて川の両側に命の木
があった。川のこちらにも幹が一つ、川の向こう側に
も幹が一つあって両方とも清く透き通った金であった。
はじめ、わたしは日本の木を見たと思った。もう一度
よく見ると、二本の木は上でつながって一本の木にな
っているのを見た。こういうわけで命の川の両側に、
命の木があった。その枝は、われわれの立っている所
に垂れ下がっていた。その実は見事で、銀の混じった
金のようであった。
 われわれは、みな木の下に行って座り、あたりのす
ばらしい光景をながめていた。
するとそこへフィッチ兄弟と
ストックマン兄弟(付録参照)がやってきた。彼らは天国の福
音を説教していたが、神は彼らを救うために眠らせられたの
である。彼らは、彼らが眠っていた間にわれわれがどんな経
験をしたかを尋ねた。われわれは、自分たちの最大の試練
を思い出そうとしたが、われわれを取り巻く、あふれるばかり
の永遠の重い栄光と比べたときに、それらはあまりにも小さく
思われて、口にすることができなかった。われわれはみな
「ハレルヤ、天国はなんと安いのだろう」と叫び、輝く立琴を
かきならして、天空になり響かせた。
                              p66~67