5月22日                            「あかしの石」
初代文集―
 経験と幻
                 Ellen G. White
 この神殿は、光り輝く真珠をちりばめた透き通る黄
金の七つの柱に支えられていた。わたしは、そこで見
た数々の驚くべきものを、描写することができない。
ああ、わたしにカナンの言葉が話せたならば、少しは
天国の栄光を語ることができるだろうに。わたしはそ
こで、144000人の人々の名が黄金の文字で刻まれた石
の板を見た。神殿の栄光を見てから、われわれは外に
出た。イエスは、われわれをそこにおいて、都に行か
れた。間もなく「わたしの民よ、来なさい。あなたが
たは、大いなる患難に会い、わたしの意志を行い、わ
たしのために苦しみを受けた。夕食に入って来なさい。
わたしは帯をしめて給仕をしよう」という彼の麗しい
声がもう一度聞こえた。われわれは、「ハレルヤ!栄
光があるように!」と叫んで、都の中に入った。わた
しは純銀のテーブルを見た。それは、何マイルもある
ものであった。しかし、われわれの目は、それをずっ
と見渡すことができた。命の木の実、マナ、あめんど
う、いちじく、ざくろ、ぶどう、その他多くの果物を
わたしは見た。わたしはイエスに、果物を食べさせて
くださいと頼んだ。イエスは、は、いけない。この国
の果実を食べるものは、二度と地上にはもどらない。
しかし、あなたが忠実であるならばもうしばらくして、
命の実をたべることも、泉の水を飲むこともできるだ
ろう」と言われた。それから彼は「あなたは、もう一
度、地上に帰って、わたしがあなたに示したことを他
の人々に語らなければならない」と言われた。そして
天使が、静かにわたしをこの暗い世界に連れもどした。
時々、私はもうここにはいられないような気がする。
この地上のものはすべて、非常に陰うつに見える。わ
たしは天国を見たので、ここにいるのを非常に寂しく
思う、ああ、わたしに鳩のような翼があったならば、
飛んで行って、休みに入ることができるのに。
                    p70~71