5月30日                            「あかしの石」
初代文集―
 経験と幻
                 Ellen G. White
 わたしは次の幻の中で、主がわたしに示されたこと
を人々のところに行って話さなければならないのなら、
わたしが高慢にならないように、主の保護が与えられ
ることを熱心に主にお願いした。そのとき、主は、わ
たしの祈りが聞かれたことを示された。そして、もし
わたしが高慢になるような危険があれば、彼の手がわ
たしの上におかれて、わたしが病気になることが示さ
れた。天使は「もしあなたが忠実に使命を伝え、最後
まで耐え忍ぶならば、あなたは、命の木の実を食べ、
命の川の水を飲むであろう」と言った。間もなく、幻
は催眠術(付録参照)によって起こるということがみな
に伝えられ、多くの再臨信徒もすぐにそれを信じてそ
ういううわさを広めた。有名な催眠術師でもあったあ
る医者が、わたしの幻は催眠状態であるとわたしに言っ
た。また、わたしは催眠術にかかりやすいたちである
からわたしに催眠術をかけて幻を与えることができる
と、彼は言った。わたしは、主が幻の中で、催眠術は
悪魔から来るものであって、底知れぬ所からのもので
あること、またそれは、それを用い続けているものと
共に、間もなくそこへ行くのだということをわたしに
示されたことを、彼に告げた。それから、もし彼にで
きることであれば、わたしに催眠術をかけてもよいと
言った。彼は、色々の方法を用いて、30分以上も試み
ていたが、とうとうあきらめてしまった。わたしは、
神を信じる信仰によって、彼の力に抵抗することがで
き、なんの影響も受けることはなかった。
                    p72~73
  付録(p480~481)
 73ページ、催眠術――初期のころ、幻に反対した人々
は、自分たちの反対を正当化するために、エレン・ホ
ワイトの経験は催眠術によるものであると言った。催
眠状態は、暗示力によって引き起こされた睡眠に似た
状態で、催眠術をかけた人と一つになって、その人の
暗示に従うのである。しかし、ホワイト夫人がここに
書いているように、催眠術師が彼女に催眠術をかけよ
うとしたが、彼は、彼女の前では何もできなかった。
 エレン・ホワイトは、彼女の経験の初期において、
催眠術の危険についての警告を与えられた。そして、
後年、度々、それに関しての教えを受けた。彼女は、
人間の心が他の人間の心に支配される行為の恐ろしい
危険について、警告している。(ミニストリー・オブ・
ヒーリング219~221ページ、医療伝道110~112ページ、
セレクテッドメッセージズ第二巻349、350、353ページ
参照)