6月10日                            「あかしの石」
初代文集―
 経験と幻
                 Ellen G. White
 こうしたことが、すべて、心に重くのしかかって、
わたしは混乱のあまり、自分自身の経験を疑いたくなっ
たことがたびたびあった。ある朝、家庭で祈っていた
ときに神の力がわたしにのぞみ始めた。その時わたし
は、これは催眠術だという考えを起こして、それに抵
抗した。すると、わたしは、ただちに物が言えなくなっ
た。そして、ほんのしばらくの間、まわりのことがわ
からなくなった。その時わたしは、神の力を疑った自
分の罪を知った。そして、そのようなことをしたため
に物が言えなくなったこと、また、24時間以内には、
わたしの舌がとけることがわたしにわかった。わたし
の前にカードがかかげられてて、それに金の文字で、
50の聖句が書かれていた(注)わたしは幻から出てきた
ときに手まねで、石板を持ってきてもらい、それに、
わたしが物が言えなくなったことや、私が幻の中で見
たことを書いた。また、大きな聖書をもってきてほし
いと書いた。わたしは聖書を手にして、カードに書い
てあった聖句をみな、すぐに開いてみることができた。
わたしは一日中話すことができなかった。翌朝早く、
わたしの心は喜びに満ちた。そして舌はとけて声高ら
かに神を賛美した。その跡は、人がわたしのことをど
のように思っても疑いを抱いたり、一瞬でも神の力に
反抗したりはしなかった。


「時が来れば成就するわたしの言葉を信じなかったか
ら、あなたはおしになり、この事の起こる日まで、も
のが言えなくなる。」ルカ1-20
「父がお持ちになっているものはみな、わたしのもの
である。御霊は私のものを受けて、それをあなたがた
に知らせるのだと、わたしが言ったのは、そのためで
ある。」ヨハネ16-15
「すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるま
まに、いろいろの他国の言葉で語り出した。」使徒行
伝2-4
                    p77~78