9月26日                            「あかしの石」
初代文集―
 経験と幻
                 Ellen G. White
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 この言葉の筆者は、この言葉がすべての罪人の救われる
ときはもう過ぎ去ったという意味であるとは考えなかった。彼
女自身もこの言葉が書かれたちょうどそのときに、罪人の救
いのために働いていた。またその後もずっと働いていた。

 彼女が、このことについて、それが示されたときにどう理解
したかは、次を見ればわかる。その第一は1864年、第二は
1888
年に公にされたものである。

「ここに言われている『偽りの改革』というのは、もっと詳しく
説明しなければならない。この幻は、特に、再臨の教理の
光を聞いて拒否した人々に当てはまる。彼らは大いなる惑
わしに陥った。このような人々は、以前のように罪人のため
に心を悩まさないのである。再臨を拒否し、サタンの惑わし
に陥ってしまったのであるから、『彼らの救いのときは過ぎ
去った』のである。しかし、これはまだ再臨の教理を聞かず、
これを拒否していない人々にはなんの関係もないことであ
る。」
「われわれの心を納得させ、感動させた真理を軽々しく扱
うことは、恐るべきことである。神があわれみのうちにわれわ
れれにお与えになった警告を拒めば、必ずその罰を受け
る。天からのメッセージが、ノアの時代の世界に送られた。
そして、人々の救いは、彼らがそのメッセージをどう扱うか
にかかっていた。かれらは警告を拒んだ。そのために、神
の霊は罪深い人類から取り去られて、彼らは洪水によって
滅ぼされた。アブラハムの時代にも、神のあわれみは罪深
いソドムの住民に訴えることをやめてしまった。そして、ロト
と彼の妻とふたりの娘たちのほかは、天から下った火に焼
かれてしまった。キリストの時代においても同様であった。
神のみ子は、その時代の神を信じないユダヤ人に、『お前
たちの家は見捨てられてしまう』と言われた。この同じ無限
の力は、終末をながめて、『自分らの救いとなるべき真理に
対する愛を受け入れない』人々について、次のように言っ
ておられる。『そこで神は、彼らが偽りを信じるように迷わす
力を送り、こうして真理を信じないで不義を喜んでいたすべ
ての人々を、さばくのである。』彼らが、神のみ言葉の教え
を拒むゆえに神は聖霊を取り去り、彼らが愛している欺瞞
の中に彼らを放置されるのである。」
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