10月7日                            「あかしの石」
初代文集―
 経験と幻
                 Ellen G. White
  そして、大きなふるいが始まった。そしてこれは続いてい
く。そして、真理のために勇敢に屈することなく立ち、神と神
の働きのために犠牲を払うもの以外はみなふるわれる。「犠
牲は強いられてするものであろうか。そうではない。それは、
心からのささげ物でなければならない。畑を買うためには、
持ち物をみな売り払わなければならない」と天使が言った。
わたしは、神が神の民をお助けになるように叫び求めた。彼
らの中には、気を失い、死にそうになっている者がいた。そ
れからわたしは、全能の神の審判が急速に下るのを見た。
そしてわたしは、天使が彼の言葉で人々に語るように天使
に嘆願した。すると天使は言った。「神のみ言葉の明らかな
真理に動かされない者はシナイ山の雷鳴や稲光でさえも動
かすことはできない。また、天使の言葉でさえも彼らを目覚め
させることはできない」。
 それからわたしは、イエスの美と気高さを見た。彼の衣は、
どんな白よりも白かった。どんな言葉も、彼の栄光と崇高なう
るわしさを描写することができない。神の戒めを守るすべての
者は、門を通って都にはいり、命の木に近づく特権を持ち、
真昼の太陽よりも輝かしい顔をしておられるうるわしいイエスの
前にいつまでもいるのである。
 わたしは、エデンにいるアダムとエバを見せられた。彼らは、
禁じられた木の実を食べて、園から追われた。そして彼らが、
その実を食べていつまでも死なない罪人にならないように、炎
の剣が木のまわりにおかれた。命の木は、永遠の生命を保つ
ものであった。わたしは、一人の天使が、「アダムの家族のもの
でだれか炎の剣を通って、命の木の実を食べたものがあるか」
とたずねるのを聞いた。するともうひとりの天使が答えた。「ア
ダムの家族のものは、ひとりとして、炎の剣を通ってあの木の実
を食べたことがない。だから永遠に生きる罪人はいない。罪を
犯した魂は永遠に死ぬ、それは復活の希望のない永遠の死
である。そして、神の怒りは静められる。
 聖徒は聖なる都にいこい、千年の間王として祭司として支配
する。それからイエスは、聖徒とともにオリブ山に降りてこられ
る。そして、山は裂けて神のパラダイスが基をおく大きな平原
となる。地の他のところは、千年が終わるまで清められない。
千年の終わりに悪人たちはよみがえらされ、都を取りかこむ。
悪人たちの足は、新しく造られた地を汚すことはない。火が天
の神のところから下って来て彼らを滅ぼし、根も枝もともに焼き
つくす。サタンが根で、その子供たちが枝である。悪人たちを
焼きつくした同じ火が、地を清めるのである。」
                             p118~120