10月13日                            「あかしの石」
初代文集―
 経験と幻
                 Ellen G. White
   サタンが彼の軍勢を集めている間に、聖徒たちは都の
中で、神のパラダイスの美と栄光をながめていた。イエスは
先頭に立って彼らを導いておられた。突然、愛する主は、わ
れわれの間からおられなくなった。しかし間もなく、われわれ
は彼のうるわしい声が、「わたしの父に祝福された人たちよ、
さあ、世の初めからあなたがたのために用意されている御国
を受けつぎなさい」と言われるのを聞いた。われわれは、イエ
スのまわりに集まった。そして、ちょうど彼が都の門を閉じられ
たときに、悪人たちにのろいが宣言された。門は閉じられた。
そこで聖徒たちは彼らの翼を用いて都の城壁の頂上にのぼっ
た。イエスも彼らとともにおられた。彼の冠は輝かしく栄光に
満ちていた。それは、七重にかさなった冠であった。聖徒た
ちの冠は、星に飾られた純金でできていた。彼らの顔は、栄
光に輝いていた。彼らはイエスの本質の真の姿であった。そ
して彼らが立ち上がって、いっしょに都の頂にのぼっていっ
たときに、わたしはその光景にうっとり見とれてしまった。
 そのときに、悪人たちは、彼らが何を失ったかに気づいた。
そして、火が神から彼らの上に下って彼らを焼きつくした。こ
れが審判の執行であった。そのとき悪人たちは、聖徒たちが
イエスとともに千年の間に彼らに定めたところに従って罰せら
れた。悪人を焼きつくしたのと同じ神からの火が、全地を清め
た。裂けて岩角のけわしい山々は激しい熱に焼きとけた。また、
大気もすべての田畑も焼けうせてしまった。こうして、われわ
れの嗣業が、栄光に輝いて美しくわれわれの眼前に展開され
た。そして、われわれは、新たにされた全地を受けついだの
である。われわれは、みな大声で、「栄光あれ、ハレルヤ!」
と叫んだ。
                             p122~124